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耐久性の違い

大きな違いは、耐久性にあります。事務所などで使用する家具は不特定多数の方が毎日使用するので、家庭の家具と比較すると雑に扱われることが少なくありません。

一般家庭というのは食卓用や勉強机用、ドレッサー用など、椅子が用途ごとにいくつもあるものです。例えば、食卓の椅子に5時間以上も座り続けている方はほとんどいないでしょう。しかし、事務所など仕事で使用する椅子となると、食事や休憩の時間を差し引いても毎日6時間以上使用することも決して珍しくありません。そのため衝撃や落下など、様々な面でテストを受けた上で製造されています。

JOIFAの定めている規格によれば、事務所などで使用する家具は8～10年ごとに買い替えるのが目安とされています。デスクとチェアの目安は以下のとおりです。

なお、いずれも消耗品部品はこの期間に含まれません。

転用性に優れているものが多い

事務所というのは会社の規模の縮小や拡大に応じて移転することが多いため、頻繁な解体や組み立てに対応しています。一般家庭向けの家具と違って、一度解体しただけでビス穴が緩んでしまうようなこともありません。

継続性のあるモデルが多い

特徴の一つでもある継続性のあるモデルが多いことから、オフィスを拡張した場合にも同じモデルで買い足しができる点がメリットです。一般家庭向けの家具はデザインの移り変わりが激しく、去年買った椅子を買い足そうとしたら、市場からは撤退しているということもしばしば起こります。

値段の違い

値段を比較してみると、一般用家具のほうがはるかに購入しやすい価格に抑えられています。そのため会社が小規模で自宅を事務所と兼用して使用するという場合には、部分的に一般向けの家具を導入するのもおすすめです。

デザインの違い

デザインに関しては、実用面を尊重することからどうしても無関心になりがちです。企業のイメージをアップするために、おしゃれな家具を導入したいと考えている方は、輸入家具なども選択肢に入れてみてください。コストを抑えようとしてあまり安い家具を買ってしまうと、すぐに買い換えることにもなりかねませんので、投資と考えてある程度の予算を組むことが大切です。